【C++】PyBind11の使い方

2021年8月31日

C++とPythonで連携したくなったので、PyBind11の使い方について調べた。

前提

この記事はPython3.9をインストールした状態、かつVisual Studio 2019で作業する状況を想定している。

手順

PyBind11のインストール

下記のコマンドを( コマンドラインで実行して )、PyBind11のパッケージをインストールする。

pip install pybind11

PyBind11のインクルードディレクトリを追加する

下記のディレクトリを( Visual Studioの )「追加のインクルードディレクトリ」に設定する。

$PYTHON_DIR$\Lib\site-packages\pybind11\include

$PYTHON_DIR$は、Pythonのインストールディレクトリを示す。

Python.hを使用できるようにする

PyBind11はPython.hを使用するため、下記の設定も行う。

インクルードディレクトリの設定

下記のディレクトリを「追加のインクルードディレクトリ」に設定する。

$PYTHON_DIR$\include

ライブラリディレクトリの設定

下記のディレクトリを「追加のライブラリディレクトリ」に設定する。

$PYTHON_DIR$\libs

静的ライブラリの設定

下記のファイルを「追加の依存ファイル」に設定する。

python39.lib

動的ライブラリを出力ディレクトリへコピー

32bit版のPythonを使用している場合、$PYTHON_DIR$の直下に存在するpython39.dllをVisual Studioの出力先ディレクトリへコピーする。

以上でPyBind11が使用できる。

参考ページ