【C++】PyBind11の使い方
C++とPythonで連携したくなったので、PyBind11の使い方について調べた。
前提
この記事はPython3.9をインストールした状態、かつVisual Studio 2019で作業する状況を想定している。
手順
PyBind11のインストール
下記のコマンドを( コマンドラインで実行して )、PyBind11のパッケージをインストールする。
pip install pybind11
PyBind11のインクルードディレクトリを追加する
下記のディレクトリを( Visual Studioの )「追加のインクルードディレクトリ」に設定する。
$PYTHON_DIR$\Lib\site-packages\pybind11\include
※ $PYTHON_DIR$
は、Pythonのインストールディレクトリを示す。
Python.hを使用できるようにする
PyBind11はPython.hを使用するため、下記の設定も行う。
インクルードディレクトリの設定
下記のディレクトリを「追加のインクルードディレクトリ」に設定する。
$PYTHON_DIR$\include
ライブラリディレクトリの設定
下記のディレクトリを「追加のライブラリディレクトリ」に設定する。
$PYTHON_DIR$\libs
静的ライブラリの設定
下記のファイルを「追加の依存ファイル」に設定する。
python39.lib
動的ライブラリを出力ディレクトリへコピー
32bit版のPythonを使用している場合、$PYTHON_DIR$
の直下に存在するpython39.dllをVisual Studioの出力先ディレクトリへコピーする。
以上でPyBind11が使用できる。